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親指シフト

親指シフトの体験レポートです。

特に参考にしたサイト
 メーカーサイト(富士通)日本語入力 Japanist 関連製品 : 富士通
 NICOLA 日本語入力コンソーシアム
 親指シフト(NICOLA)をパソコンで使おう!

1.親指シフト入力の環境整備
(1)親指シフト専用キーボードを使う方法
 『親指シフトキーボードを普及させる会』などを見ると
 いろいろなキーボードがあるように感じますが、パソコンで使えるものは2つしかないようです。
 しかも、USBで使う場合はコンパクト版のみ。
 更に、エミュレータソフトが必須。
  FKB8579-661EV USB親指シフトキーボード(コンパクト)
  FMV-KB613 親指シフトキーボード
 
 USBのフルキーボードも存在するようですが、売っている店が見つかりませんでした。
  富士通 USB親指シフトキーボード FMV-KB231

(2)一般的な106や109キーボード(英字にQWERTY配列、カナにJIS配列)を使う方法
 「親指ひゅんQ」というソフトを使って、一般的なキーボードからの入力を親指シフトによる入力に変換するため、ハードを買い足す必要がありません。但し、キーボードにはQWERTY配列の英字やJIS配列のひらがなが印刷されているので、入力される文字は、キーボードを見てもわかりません。紙に一覧表を打ち出して、初めのうちは紙を見ながら打つことになります。
  NICOLA 「親指ひゅんQ」

2.練習ソフト
 富士通が練習用ソフトを配布してます。
  日本語入力 Japanist 関連製品 : 富士通
 それ以外にもいくつかあります。
  NICOLAタイプ練習 Version4.00など

3.やってみました
 いきなり専用キーボードというのは何なので、まずは現在使用中のキーボードとエミュレータの組合せで練習しました。 

 エミュレータが正常に動作するように若干の設定が必要でしたが、問題なく動作。

 親指シフトで入力できるようになったので、ブラインドタッチを目指して練習をしました。使ったソフトは(NICOLAタイプ練習 Version4.00)。ホームポジションの指使いから練習が始まりましたが、全く新しいキー配列に戸惑いました。普段使っているローマ字入力から頭を切り換えることに一苦労、新しいキー配置を頭に入れて、手元を見ないで入力するのにまた一苦労。
 とは言いつつも、新しい技能(?)を学ぶのは久しぶりなので、新鮮な感覚で楽しいです。

 練習に取れる時間は一日に1時間が限度なので、この時間に集中して、毎日少しずつ進めました。
 キーボード配列を打ち出した紙は極力見ないようにしました。どのキーが何の文字かわからなくなった場合も、紙を見ないで、打鍵して画面に現れた文字で確認しました。しかし、なかなか指と文字の対応付けが定着しません。果たして覚えられるのか???と思いました。 
 しかし、自分でもビックリすることがありました。

 1日1時間の練習を終えた時は、覚えられたかどうか曖昧だったものが、一晩寝て、翌日同じ練習をすると、予想以上に身体に馴染んでいたのです。「どのキーだったかな?」と考えるステップを省いて、画面に出されている文字に「指が」直接反応する感覚というのでしょうか。一晩寝ることで脳内で情報が整理されたのか、意外な指の反応ぶりに自分がビックリしました。

 そして翌日の新しい文字の練習は、また頭になかなか入らない状態で1時間奮闘することになるのですが、それも次の日には身体に染みこむ。という繰り返しでした。
 そして、約1週間で、入力速度は50〜70文字/分と遅いながらも、一応ブラインドタッチをできるところまでこぎつけました。
 ひらがなを入力する際の打鍵数は、かなり減っていることを体感できました。

 さて、いよいよ、親指シフトを実践投入!!
会社のパソコンにエミュレータを入れて、仕事で使い始めました。

 ところが、ここで問題発生。

 実践では、ワード、エクセル、エディタなどいろいろなソフトを使います。入力する文字も、ひらがな、数字だけではなく、記号も使います。意識したことはありませんでしたが、記号の入力頻度も結構高いです。

問題点
1.ソフトを切り替えると、日本語入力の動作がおかしくなる。
2.[ ]¥などの記号が入力できない時がある。
  ちゃんと入力できることもあるが、¥は無反応、[ ]は数字の「6」「7」になってしまうことが多い。
3.ひらがな以外の文字を入力していると、勝手にカタカナ入力に変わってしまうことがある。
4.何かの拍子で、親指シフト入力そのものが無効化されてしまう。
  その場合、パソコンを立ち上げなおさないと戻らない。
  (親指ひゅんQの設定はNICOLA配列にチェックが入り、ATOKもカナ漢字入力のままなのに、
  なぜか入力できない状態です。)

記号の入力はATOKのユーザ辞書に登録して入力できるようになりました。
しかし、その他の小さなトラブルも頻発します。原因として思い当たるのは、
  ・セキュリティソフトの設定
  ・他のソフトとのバッティング
などですが、これらの設定を変更するアクセス権は与えられていないので、手の出しようがありません。一つひとつのトラブルは小さなものでも、頻度が高いと思考が中断されてしまうし、トラブルシューティングのために打鍵数も増えてしまいます。
 残念ながら、これでは実用になりません。

 専用キーボードを使えば、もしかしたらうまくいくのかもしれませんが、専用ソフトかエミュレータソフトが必要なことは同じなので、改善される確率は低いと判断しました。
 ブラインドタッチまでマスターしましたが、今の環境では使えないようです。

 結局、実践投入には至りませんでしたが、今までできなかったことができるようになる楽しさを久しぶりに味わいました。

4.その後
 現在はローマ字入力に戻しました。ちなみに、キーボードは前々から、
東プレ株式会社 REALFORCEシリーズの、変荷重のキーボードを使っています。

 一般的なキーボードの押下荷重は50〜60gあるため、肩や指に力を入れて打鍵していることが多いようです。変荷重のキーボードでは全体的に押下荷重が軽くなっており、その中でも小指が担当するキーの荷重は30gと特に軽くなっているので、身体への負担が小さくて済みます。
 このキーボードにしてから入力が楽になりました。肩こりにお悩みの方にはオススメです。

          
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