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簿記試験の結果

6月8日に受験した119回日商簿記検定3級の結果が届きました。

結果は、「合格」!!
得点は、95点でした。

自分の結果と一緒に平均点等も載ってました。
第1問 14.2/20 
第2問  5.4/10 
第3問 14.2/30 
第4問  2.9/10 
第5問 17.1/30 

合格率 28.7%

過去の合格率の平均を計算すると37%前後なので、今回はかなり低かったみたいです。

たしかに、第3問を見た瞬間は、Tフォームを作るタイプではなく、初めて見るタイプだったので面食らいました。暫くフリーズして、じっと問題を見ている間に逆算すれば良いことに気付いて、なんとか凌いだという感じです。

何はともあれ、1ヶ月ちょっとの努力が実を結んで形となったのはうれしいです。

「情報は1冊のノートにまとめなさい」 ジョッタ編

「情報は1冊のノートにまとめなさい」を読んで、「ジョッタ」というものがあることを知りました。
通勤電車の中や、歩きながら、思いついたことなどを簡単にメモできたらと思い、試してみました。

電車内や歩きながらメモをするための条件
 ・すぐに出せて、すぐにメモれること
 ・吊革につかまったり、鞄を持っているので、片手でメモできること
 ・人前で出しても目立たないこと(何をするのか他人の好奇心を刺激するような物は何となく使いずらいです。)

ジョッタを使ってみて
 ・ジョッタにメモるためには両手が必要
 ・紙の入れ替えなどが面倒
 ・「筆記用具も」すぐ出せるようにしておかなければならない
 ・電車に揺られながら、又は歩きながら文字を書くと、かなり読みずらい文字になる。

ということで、自分にジョッタは合いませんでした。

解決策
 結局どうしたかといえば、携帯電話のメモ帳に入力するのが一番でした。

理由
 なにげに、上の条件を全てクリアしている
 キーワードだけ入力しておけば十分思い出せる
 後でA6ノートに転記して一元化

 携帯のテンキーで長文を入力するのは、まどろっこしくて抵抗があるのですが、キーワードの入力程度なら問題ありません。
 キーボードタイプの携帯電話も出てきてますが、片手入力のためには、普通のテンキーの方が合ってそうです。SOFTBANKの922SHを店頭で試してみましたが、片手でキーボードを叩くのは結構大変で、落としそうになりました。両手が使えるなら格段に早いのですが…

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」

奥野 宣之
ナナ・コーポレート・コミュニケーション
           
 5月上旬にこの本を購入し、約1ヶ月半実践してみた感想とアレンジした点をまとめました。
今までバイブルサイズのシステム手帳を使っていたのですが、
「100円ノート」「A6ノート」、結構いい感じです。

【使ってみた感想】
・システム手帳との比較
  軽い→気軽に持ち歩ける。ジャケットやズボンのポケットにも入る優れた携帯性。
  綴じ手帳なのでめくりやすい。
  リングがないので、邪魔が無く書きやすい。
  紙質が良い 厚い、滑らか、裏写りしない。
  紙がしっかりしてるので、資料を貼って厚くなっても違和感が出にくい。
  見開き2頁で1項目にできるので、見やすい。
   システム手帳のリフィルは、1枚1項目のため表裏になってしまい俯瞰性が悪かった。
・gmailに情報を集めるより、一覧性が格段に向上。
・メールと違い、直筆の文字なので、頭に残りやすい、直感に訴えてくる。
・書籍内で紹介されていたコクヨ ドットライナはとても使いやすい。
・但し、マインドマップ形のメモにはA6だと狭い。

【アレンジ編】
・使い終わった頁の右下を扇形に切りとる
  使用中の頁が一発で開くので非常にオススメ
  表紙の右下は初めに切っておく
  このサイトに図入りで説明があります。
 【公式サイト】100円ノートで超メモ術/手帳術

・筆記用具はジェットストリーム0.7mm
 携帯型の短いペン(ペンポッド等)と比べると段違いに書き心地が良い。
 「レバレッジ勉強法」本田直之で推薦されているボールペンです。

・仕事で出た廃書類(A4版)をカバーとして使用。
  文字が印刷されている面を表にします。
  会社で机上にノートを出しておいても、仕事の書類と違和感なく調和する。
  手帳の過剰な存在感が良い意味で無くなる。
   (キャンパスノートがそのまま机上に置いてあると、変に目立ちます)
  仕事中も気軽に使える存在になる。
  廃書類でも小さい文字なら何が書いてあるか遠くからは読めないので、
  外出時も問題なし(英字新聞風?)
  営業秘密等が載っている書類を使わないのは当然です。
  A4紙をジャストサイズに折るので、フィット感も抜群。
  市販の文庫本用カバー(革製・布製・ビニル製)も使えますが、一回り大きくなってしまうので邪魔です。

・巻末に「やりたいことリスト」「やりたくないことリスト」を貼っておく。
  「非常識な成功法則」神田昌典で紹介されていたリストです。
  

・ペンホルダ
 単純に表紙or裏表紙の外側にペンのクリップで留めておけば用は足りました。
 システム手帳のように、表紙が厚い手帳の場合、こんなラフな留め方は絶対しないので思いつきませんでしたが、何も考えずにノートを置いた時に、手が勝手にペンをノートに引っかけたので、なんだこれでいいじゃんということになり、採用しました。

・日付は8桁表記 (例:2008年6月17日=20080617)
 本で紹介されている方法は6桁表記なので、2桁増えてしまいますが、
 見た瞬間に平成と区別できます。
 平成8年6月17日を「080617」と表記していた経験があるので、
 西暦は4桁表示にしないと混同してしまいます。


【スケジュール】
 スケジュールは、今まで通りシステム手帳に落ち着きました。
 A4紙の表裏で8週分の表を打ち出して試してみましたが、 使いずらかったのでやめました。
  管理できる期間が短すぎる。
  四つ折りの紙をノートから出して、更に広げなければならないので面倒。
  手帳と一体化されていないのでなくしそう。
  使い終わった後の管理がしにくい。
  メモの中に張り込んで、メモとスケジュールをごちゃ混ぜにすることは心理的に抵抗がありできなかった。


【参考にしたサイト】
 【公式サイト】100円ノートで超メモ術/手帳術
 自己実現寺:「情報は1冊のノートにまとめなさい」A6 100円ノートの一元化情報管理
 Cafe こどらん:ノート術って難しいよね(3)
 Letter from the wind 3: A6ノート手帳──手帳(3)

簿記試験用の電卓

 簿記3級なら検定試験用の電卓を改めて買うまでもないかなと思い、勉強開始当初は、以前から使っていた電卓を使っていました。
 しかし、第3問を解くのに1時間以上かかってしまい、それは仕訳に時間を取られていたのが最大要因なのですが、少しでも解答時間の短縮を図れないかと、電卓について検討しました。
 ネットで調べたオススメの電卓は既に製造中止になっていたり、「個人の趣味」で片づけられている場合が多く、これが一番オススメ!というのは発見できませんでした。そこで、大きさ、使いやすさ、価格を比べて
 SHARPのEL-N732K
を購入しました。EL-N732K-X、EL-N732-Xなど、型番が微妙に異なるものがありますが、実質的な差はわかりません。


●選んだ理由
 ・大きさが手頃。小さいと打ちにくいし、大きいとかさばって保管が大変そう。
 ・「→」 「00」 「GT」など、以前使っていた電卓には無かった便利そうなボタンがある。
 ・早打ち対応。
 ・実売価格が2000円未満と、お手頃価格。

●使ってみた感想
 ・総じて使いやすい。計算の時間短縮に貢献してくれています。コストパフォーマンスいいかも。
 ・「→」キーはパソコンのバックスペースに相当。1文字だけ削除できるのでタイプミスの修正が容易。かなり能率アップ。
 ・「00」ボタンは、桁数が多い時に予想以上に便利。「0」と「00」の組合せに慣れると、「0」しか無い電卓がじれったく感じる。ちなみに「000」のボタンがある電卓は使ったこと無いので、どちらが良いのかはわかりません。
 ・早打ちは2キーロールオーバーなので、パソコンのキーボードに比べたらショボイですが、それでも入力欠けがほどんどなくなりました。
 ・液晶のチルトアップは、文字盤で光が反射して見づらい角度を回避できるので、使ってみて気付いた良い点です。
 ・「GT」は使いこなせてません。なかなか足したいものだけを連続して「=」でまとめることができません。「日商簿記受験生のための電卓操作完ぺき自習帳」などを読めば使えるようになるのかも知れませんが、手が回りそうにありません。

 

日商簿記3級の受験票が来ました

 これまで技術畑を歩んで来たため会計や簿記とは縁がなかったのですが、いくつか理由が重なって、簿記の勉強することにしました。
 ・自分で資産運用するために、決算書を読めるようになりたい。
 ・決算の季節に特集記事が組まれる雑誌を読んでも、実は何も知識として残っていない自分に気付いた。
 ・勝間和代さんの「決算書の暗号を解け! 」をちゃんと理解したい。

 思い立ったのが4月のゴールデンウイーク前で、気分は既に遊びモードでしたが、せっかく勉強するなら形に残そうとネットで調べてみたところ、ちょうど試験の申込期間中だったので申し込みをしておきました。
 参考書や勉強方法を調べると、3級と2級を同時受験される方も多く、受験の申込も同時受験を考慮されたものになっています。しかし、自分の場合、勉強時間は平日に1時間とるのがやっとなので、試験までの1ヶ月半で合計30時間程度。2級まで手を広げると共倒れになりそうなので、今回は3級に絞りました

 勉強時間は、ブログを書いたり、本を読んだりしていた時間を削って確保。そのため、ブログの更新はすっかり止まってしまいましたが、受験票が届いたタイミングで気合いを入れ直すために、これまでの経過をまとめておきます。

○テキスト
 日商簿記3級とおるテキスト (ネットスクール)
 日商簿記検定過去問題集3級出題パターンと解き方 (ネットスクール)
    最新版へのリンクではありません。

 独学にはTACの本が良いらしいということで選びました。ネットスクール出版となってますが、母体はTACのようです。「とおるテキスト」と「とおるゼミ」がセットになっている模様ですが時間が無いので「とおるゼミ」は省略。

○勉強手順
1.とおるテキストを通して読む。
 過去問から入るのが資格試験合格のセオリーのようですが、簿記の「ぼ」の字にも触れたことがなかったので、過去問と解答を見ても何のことかちんぷんかんぷん。「仕訳」って何のこと?という状態だったので何がポイントかを解析する能力もありません。そこで、過去問は諦めて、まずはテキストを通読しました。

2.試験問題の全体像をつかむために、WEB解説がある問題をやる。
 日商簿記検定過去問題集3級出題パターンと解き方(通称「パタ解」というらしい)には、WEBで解説ビデオを見られる問題があります。独学には非常に助けとなりました。これで第1問から第5問まで、解答のツボをおさえられます。
 並行して、「弱点ノート」を作成。自分が間違えやすかったり、忘れやすかったりするポイント「だけ」を集めたノートで、あくまでも薄いノートです。試験直前にこれだけ見れば時間をかけずに自分の弱点を補強できる予定です。
 本当は余計な時間をかけたくないので、ノートを作るような時間がかかる作業は避けて、「とおるテキスト」と「パタ解」だけで済ませるつもりだったのですが、以下の理由で背に腹は代えられず、ノートも作りました。
 ・問題を前から順番にやってるわけではない。
 ・テキストもパタ解も結構厚いので、サッと見直すのは辛そう。
 ・パタ解は問題と解答の頁を行ったり来たりしなければならない。

3.パターン毎に集中して解く。
 WEB解説でやった問題と同じパターンの問題から集中的に解く。
初めのうちは第3問を解くのに1時間以上かかっていたので、半分の時間でできるようにするために経験を積む。
 但し、第1問はパターンらしいパターンが無いので、初めから順にやりました。過去問以外の勉強をするつもりも、する時間も無いので、せめて過去に出た問題くらいは潰しておこう思ってます。

4.弱そうな所は繰り返す。
 間違えたところで、後で再確認した方が良さそうな点はノートにまとめておいて、翌日復習します。特に第3問と第5問は、解きなおすと時間がかかりまくるので要点だけチェック。


○現状
 試験まで1週間半となりましたが、まだ成績が安定しません。意外と転記ミスが多いです。気をつけてるつもりなんですけど・・・
 試験当日はきっと緊張すると思いますので、適度な緊張によって注意力と集中力が上がることを密かに期待してます

 

  

誘惑される意志


ジョージ・エインズリー (著),
山形 浩生 (翻訳)
NTT出版


人は未来の大きな価値より、目の前の小さな価値を選択してしまう。
その現象に双曲割引という名前をつけて、グラフを用い、事例を挙げながら説明しています。


「行動ファイナンス」では、人は合理的意思決定を行えない、という前提のもとに、トレーディングで成功するための心構えを説いていますが、人の心を捉える本質的な部分は、共通しているように思います。

また、双極割引による判断は、「第1感」でいうところの、直感が狂う例に相当しているように思います。

いずれの例においても、欲望や感情で選択をすると、長期的に見た場合には誤った選択をしがちな「心」が感じ取れます。

一方で、欲望に流されず、理性的に意志をもって選択することは理想のように思ってましたが、実は合理性が上がるほど心の満足感は減少するのだということを知りました。一筋縄ではいかない心の本質に触れたようで興味深いものがあります。

本書を読む場合、時間をかけず効率的に読みたいと思ったら、
まず12章の訳者解説を読むのがおすすめです。
その次に3章の双曲割引について理解したあと、それ以降の図というかグラフについて説明している本文を読むと、概略を短時間で押さえることができます。

行動ファイナンス


ヨアヒム・ゴールドベルグ
ダイヤモンド社

【心に残ったこと】

人は合理的意思決定を行えない
その根拠は以下の通り
 効用関数(期待値とは異なる選択をする)
 複雑性減少のための所作
  初頭効果やプライミング効果など
 迅速な判断のための所作
  アンカーリング
  代表性
  連言の誤りなど
 価値関数(中立点から遠ざかるほど精神的インパクトは減少)
 サンク・コスト
 認知不協和からの逃避

以上のことを踏まえ、トレーディングで成功するための心構え
 1.動機
 2.情報
 3.不協和の克服
 4.取引のタイミング
 具体的内容の抜粋は省略


【感想】
 誰もが意識しないうちに陥りやすい心理的な罠を、簡単なグラフを用いて、わかりやすく解説しており、マルコム・グラッドウェル著『第1感』に通じる内容も多かったように思います。
 トレーダーを3タイプに分けて、それぞれの陥りやすい点も解説していますが、結局どのタイプも何らかの罠にはまることがわかります。
 最終章が、実際のトレーディングにあたっての心構えになっていますが、「トレーディング」というだけあって、どちらかというと短期〜中期的な売買をする人向けのように感じました。しかし、長期投資を目指している場合も、途中で気が変わって方針を変えてしまっては元も子もないので、長期投資をする場合の心の持ち方としても有効そうです。

トヨタ生産方式



大野耐一
ダイヤモンド社

【心に残ったこと】
トヨタ生産方式の二本柱は、「ジャストインタイム」と「自働化」

ジャストインタイム
 必要な部品が、必要なときに、必要な量だけ
 かんばんを利用
  実体はビニール入った紙切れ
  引き取り情報:後工程から前工程へ引き取りに行く←超重要
  生産指示情報:引き取られた分だけ作る指示
  100%良品
  倉庫を持たない

自働化 (自動化と区別)
 異常発生で即ストップ
 不良品発生防止
 作りすぎ防止

なぜを5回繰り返せば、本当の要因がわかる→どうすればよいかわかる

余力を生み出す→追加生産に対する新たな費用不要

微調整の働き
 前もって細かい計画は出さない
 「かんばん」がはずれて初めて次に作る車を知る
 かんばんの通りに作るだけ→生産品種、生産量を自動的に微調整できる
 →多すぎる情報は良くない

意識改革
 物資は豊富にある→必要なものを、必要なときに、必要な量だけ
 買いだめはダメ

標準作業の徹底
生産の平準化
離れ小島を作らない→助け合い


【感想】
週刊ダイヤモンドの勝間さん特集で、「知的生産にカイゼンの概念を取り入れるきっかけとなる」とコメントされている本です。
トヨタのカンバン方式は学生時代から聞きかじっていましたが、内容をじっくり読んだのは初めてです。
無駄の排除、なぜを5回、可動率100%(稼動率とは区別)、微調整の働き、意識改革など、一般化して解釈すれば、日々の生活や仕事にも応用できそうです。
特に日頃のルーチンワークでは、前もって細かい計画を作らなくても、自動的に微調整される仕組みを作っておきたいと感じました。

本を読む本



モーティマー・J. アドラー  他(著)
外山 滋比古  他(翻訳)
講談社


【まとめ】
本の読み方は4段階ある。

1.初級読書
 言葉を識別して、その文が述べていることを理解する

2.点検読書
 拾い読み、下読みによる全体構成の理解
  表題・序文
  目次
  索引
  カバーの謳い文句
  議論の要、要約
 表面読み
  わからなくても先に進み、とにかく通読

3.分析
 何についての本か見分ける
  本の分類、本全体が何に関するものか、概要、著者が解決しようとしている問題
 内容を解釈する
  キーワード、キーセンテンスの発見
  著者の論証の発見
  解決した問題、未解決の問題の見極め
 批評
  「概略」と「解釈」を終えないうちは批評しない
  批評的な判断を下すためには十分な根拠を挙げる
  著者の知識不足、誤り、論理性欠如、分析・説明不足な点の洗い出し

4.シントピカル読書
 目的に沿って複数の本を同時に読み、命題をたてて、複数の著者の意見を整理
 

【感想】
 本を読む際、1ページ目から順に通読するのではなく、その前に下読みとして、表題、序文、目次等から、本の全体的な構成をしっかり把握することの重要性を認識しました。それを理解し、実践できるようになった時に、「初級」の読み方を卒業することができるということだと思います。
 1ページ目から順に読んでいたときは、最後まで読み終わったときに、前に書かれていたことを忘れていることが多かったのですが、本の全体構成を把握してから目的を持って読むようにすると、内容の理解度が上がり、本を読む速度も上がりました。
 シントピカル読書は、複数の本を比較しながら読む方法で、詳しい手順が紹介されていたので、是非試してみたいと思います。

脳の仕組みと科学的勉強法


池谷裕二
ライオン社

【まとめ】
3種類の記憶法と特徴
・方法記憶
  最も原始的な記憶
  体で覚える記憶(自転車の乗り方、ゲームのルールなど)
  無意識になされる記憶
  忘れにくくて根強い
  魔法の記憶
   学習の転移:一つのことを習得すると、他の事に対しての学習能力も身につく
   累乗の効果:覚えた物事の連合により、覚えた数の累乗の効果を得る
・知識記憶
  丸暗記。中学生まで優勢となる記憶。
  精緻化:何かに関連付けて覚える。(例)語呂合わせ
・経験記憶
  高校生以降で優勢になる記憶。
  自分自身の体験と結びつけて記憶する。
   覚えたいことを人に説明してみる
   目より耳からのインプットが残りやすい
   さらに五感を使用すればより残りやすくなる

興味の有無によって、海馬が情報の取捨選択をする
 興味がないことは海馬が捨ててしまう
 海馬に残っている期間は1ヶ月

効果的な勉強方法
・まず、大局を理解する(断片の記憶は排除される)
・年齢に応じた記憶を使う(高校生以降に、丸暗記を試みることは無駄な努力)
・1ヶ月以内に繰り返し復習
・2ヶ月に4回復習(翌日、その一週間後、更にその2週間後、更に1ヵ月後)
・6時間以上の睡眠
  睡眠中に夢の中で脳が情報を整理し、記憶する
  →レミニセンス:できなくて諦めて寝たら、翌日できるようになっている
・覚えるまでの繰り返し学習の回数を減らす方法
  シータ波の状態で学習する(興味を持っている状態、新しい場所、新しいもの)
  喜怒哀楽と関連付ける
  空腹時、室温を少し低めにする(生体の危機状態での学習)

【感想】
 親指シフトの練習をしていたとき、なかなか覚えられなかった指使いが、一回寝ると、翌日には不思議とできるようになっている体験をしました。これはたまたま起きた出来事ではなく、「レミニセンス」という名前が付いていたことを知り、ちょっと感動しました。
 それから、アウトプットの重要性も、脳の生理的特徴を考えると理にかなっているものなのだと納得。人に説明したり、ブログに書いたりすることを続けたいと思います。

地頭力を鍛える


細谷 功 (著)
東洋経済新報社


【まとめ】

頭の良さはには3種類ある
・物知り what型 知
・機転  how型  情、対人感性力
・地頭  why型  理、考える力

フェルミ推定とは、つかみ所の無い物理量を概算すること

地頭力を鍛えるためには、3つのことが重要
・結論から考える仮説思考力
  少ない情報から、現実的な線で前提を設定し、可能性の高い結論を出す
  検証をしながら精度を上げていく
・全体から考えるフレームワーク力
  全体を俯瞰し、特徴を捉える切り口を選択する
  分類(漏れなく、ダブリなくの足し算)、因数分解(掛け算)で分析
  最後に全体を再俯瞰
・単純に考える抽象化力
  具体的対象を抽象化して解法を適用し、再度具体化(逆U字形)

地頭力のベースは、論理(守り)と直感(攻め)
WHY型の好奇心をもって、自分で考え、問題を解決する。

理屈で考え、情で行動する。
その際、地頭力(理)と対人感性(情)のバランスを臨機応変に変える。


【感想】

 「結論から考える」の章で、キャリアプランを仮説思考で考えることが書いてあって興味深かったです。自己啓発本の「夢を持て」というメッセージや、「7つの習慣」の「自分の葬式から考える」も、結論から考える点では確かに共通しています。これもフェルミ推定の一例だったのですね。
 考え方自体はとても納得のいくものでした。
 ただ、思考の前提条件があくまでも「仮定」から出発するので、フレームワーク力や抽象化力があっても、出てきた答えは桁外れに違ってしまうことがありそうです。検証による精度向上の取り入れ方が、現実的な回答を得るためのポイントのように感じます。

梅田望夫さん講演会 八重洲ブックセンター本店

「ウェブ時代 5つの定理」刊行記念
ぼくはこんな言葉に未来を見てきた
 - make the world a better place


梅田さんの講演会に行ってきました。

講演の冒頭で、著書「ウェブ時代 5つの定理」の中からで、自分のベストテンを選ぶのはすぐには無理かもしれませんので、ベスト3を選んでみてください、とのご指示が出されました。

その後、梅田さんのベストテンを発表しながら、その言葉を選んだ会場の皆さんに挙手してもらう形で講演は進められました。
以下、梅田さんの順位、会場の挙手の数、言葉、その言葉に対する梅田さんのコメントです。言葉は本からの引用なので、今日梅田さんがコメントされていた内容を太字にしてあります。


【10位】0人
「いま、世界は(以前とは)まったく違う。それは、君たち一人ひとりが
世界中のどんなことについても「情報を得る力」を持ったからだ。
私が学校に通っていた頃と、本当にまったく違う世界だ。」(サーゲイ・ブリン) p.182

インターネットで大事なのは「個人」。思ったときに情報を得られるようになった。
しかし、選択肢が多すぎると8〜9割の人は選べなくなる。よって、1〜2割の人をエンパワーすることになる。その1〜2割の人は、とんでもなくパワフルになる。
大企業にしかできなかったことを個人に開放した。


【9位】9人
「世界を変えるものも、常に小さく始まる。
理想のプロジェクトチームは、会議もせず、
ランチを取るだけで進んでいく。チームの人数は、
ランチテーブルを囲めるだけに限るべきだ。」ビル・ジョイp.97

新しいことを始める際に、カネが無い、人がいないというのは言い訳にならない。情熱を持った人が4〜7人で全力疾走することから始まる。


【8位】3人
「おそらく決定的な要因は、「当たり前」を超えて
「狂信的に注意を払うこと」だ。
細部に「取り憑かれたような関心を持つこと」だ。
ケーブルやパワーアダプターといった普通は見過ごされることの多いものにも、
とことん気を配ることだ。」(ジョナサン・アイヴ)p.162

「fanatical」や「obsessive」という単語は、普通、このようなビジネスの場には出てこない。
製品を作る人に限らず、毎日の生活の中でも、1つ一つのことを丁寧にやっていくことが大切。



【7位】14人
「自分がやらない限り世に起こらないことを私はやる。」(ビル・ジョイ)p.259

4〜5年前に出会った言葉。
インターネットが個人をエンパワーすると言うことは、個人がグローバルな競争にさらされることでもある。
コモデティ化のリスクを回避するためには、その個人固有のものが大切。


【6位】2人
「カウンターカルチャーは中央集権化された権力に軽蔑心を示し、
まさにそれが、リーダー不在のインターネットの世界だけでなく、
PC革命に対しても哲学的基盤を与えた。」(スチュアート・ブランド)p.117

シリコンバレーがある西海岸にはヒッピーや反戦の思想が根強くあったが、PCやインターネットには、その思想が全部入っている。インターネットは個人をエンパワーするものである。というのが、インターネットに対するシリコンバレーの解釈。
一方、東海岸の世界観は、コンピュータは世界に5台あれば世界を管理できるというものだった。



【5位】6人
「ネットが負けるほうに賭けるのは愚かだ。なぜならそれは、
人間の創意工夫と創造性の敗北に賭けることだから。」(エリック・シュミット)p.139

インターネットは個人をバーンと大きく広げるもの。同じ思想を持った人同士をつなげてくれるもの。インターネットとをどう見るかをあらわした言葉。


【4位】5人
「シリコンバレーの存在理由は「世界を変える」こと。
「世界を良い方向へ変える」ことだ。
そしてそれをやり遂げれば、
経済的にも信じられないほどの成功を手にできる。」(スティーブ・ジョブズ) p.62

シリコンバレー以外にもコンピュータを開発できる場所はたくさんある。
しかし、他の地では真似することができないことがある。
それは、「世界をよりよいものに変えるんだ」ということを能天気にみんなが言っていること。ゆるぎない思想として存在すること。
そのくせ、後半では急に下世話な話に変わる。
これがシリコンバレーの真髄。
決して拝金主義ではない。カネはファーストプライオリティではない。
でも、世界をよりよくすることに貢献したのなら、金持ちになって当然だし、恥じることでもない、隠すことでもない。



【3位】30〜40人
「君たちの時間は限られている。
その時間を、他の誰かの人生を生きることで無駄遣いしてはいけない。
ドグマにとらわれてはいけない。
それでは他人の思考の結果とともに生きることになる。
他人の意見の雑音で、自分の内なる声を掻き消してはいけない。
最も重要なことは、君たちの心や直感に従う勇気を持つことだ。
心や直感は、君たちが本当になりたいものが何かを、
もうとうの昔に知っているものだ。
だからそれ以外のことは全て二の次でいい。」

「偉大な仕事をする唯一の方法は、あなたがすることを愛することだ。
まだ見つかってないなら探し続けろ。落ち着いちゃいけない。
まさに恋愛と同じで、見つかればすぐにそれとわかる。
そして素晴らしい人間関係と同じで、年を重ねるごとにもっと良くなる。
だから見つかるまで探し続けろ。探すのをやめてはいけない。」
(スティーブ・ジョブズ)p.256-258

ネットで25000件の感想を見ているが、この言葉に対する反響が圧倒的に大きい。反響があることを嬉しいと思う反面、経験を積んでいない若い人たちには、この言葉しかまだわからないのかなあという気持ちもある。

【2位】7人
「より革命的な変化に、私は魅了され続けてきた。
自分でもなぜだかわからない。
なぜなら、それを選べば、もっと困難になってしまうからだ。
より多くのストレスを心にかかえこむことになる。
みんなに、おまえは完全に失敗した、
と言われる時期もおそらくあるだろう。」(スティーブ・ジョブズ)p.21-22

ルーチン的な仕事では満たされない何かがある。
どうしてかわからないけれど、何か大変そうな方を選んでしまう。
でも、そーゆーものなのだ。


【1位】4人
「全く見ず知らずの人間でも信頼できる」ということを、
eベイは一億二千万人もの人たちにわからせたのだ。」(ピエール・オミディア)p.56

人はいうのは、それほど悪いものじゃないんだということを、歴史上初めて1億人以上の人で証明した。
これを言ったのはeベイを作った張本人であり、自分が成し遂げたことを、明るく突き抜けた言葉で表している。


そして最後に
「何年かに1回、この本を開いて見てほしい。
その都度、自分のベストテンを選んでみてほしい。
全く違う言葉を選んでいる自分を発見できるだろう。」

とうことで、講演は終了しました。

−−−−− 以下感想など −−−−−

2位の言葉に触れて、大学時代の恩師が仰っていた言葉を思い出しました。
「選択肢があったら、大変な方、苦労しそうな方を選びなさい。
その方が絶対面白いから。」
ここのところ楽なほうを選んできたなあと反省。

ところで、私が選んだ3つの言葉は、7位、4位の言葉、そしてベストテンに入らなかった次の言葉でした。
「科学は、何かを10%や20%良くするのではなく
100倍良くする可能性を秘めている。
私はその力に興奮を覚える」(ビノッド・コースラ)p.145

それからもう一つ
「偉大なプログラマは金に関心がない、と言われることがある。
これは必ずしも正しくない。
ハッカーたちが本当に大切にしているのは、面白い仕事をすることだ。
でも、十分な金を稼げば、それからはやりたい仕事ができる。
そしてこの理由から、ハッカーは莫大な金を稼ぐことに惹かれる」
(ポール・グラハム)p.131-132

技術的な突き抜け感、経済的な突き抜け感が好きです。

公演後、サイン会がありました。そこで、ちょっと梅田さんに口頭でお願いをしてみました。
というのは、梅田さんは「ウェブ時代をゆく」の中で
「経済のゲーム」よりも「知と情報のゲーム」であり、無形の大きな利益を得られることに尽きると書かれてます。
一方で、梅田さんはコンサルティング業もされています。
そこで、お願いしたことというのは、
「経済的なこととの関係について、もっと書いてください。」ということです。

そして、その場で梅田さんから頂いたお返事は、
「それは時間がかかりそうだなあ。
それは他の人に書いてもらいたいなあ。」
ということでした。

梅田さんの著書には、わくわくすることがたくさん書かれているので好きです。
しかし、インターネットによって個人がエンパワーされ、知的な興奮や満足を得られても、「知と情報のゲーム」であり無形の大きな利益を得られることに尽きてしまっては、それは遊びでしかなのかと感じてしまうこともあります。
コンサルティング業として、どのように実世界と結び付けているのか知りたいところです。

今日は、梅田さんご本人の姿を見ながら、ご本人の説明を聞けて、講演会はやはりいいものだと感じました。

第1感


マルコム・グラッドウェル著
沢田博・阿部尚美訳

 多くの事例に基づいて、直感力が得意とする面と、直感に頼ると危険な面を説明しており、興味深く読めます。ただ、系統立てて説明しているわけではないので、結局どうすれば直感をうまく生かせるのか、わかりずらく感じる面もありました。

 「直感」とは、限られた情報から瞬時(といっても2秒は必要)に判断をする能力。
 「熟考」が、その対極にある概念で、多くの情報から時間をかけて論理的に判断する能力。
これらを対比しながら、自分が理解した範囲で、第1感の強みと弱みを軸にまとめてみました。

【まとめ】
第1感とは、最初の2秒で本質をつかむ「輪切りの力」
 例:人の顔を見て、感情を瞬時に判断する能力
   絵画の真贋を判定する能力など

直感的思考が、熟考に勝る場合がある
 ・瞬時の洞察力を要する問題
   特に音楽、味覚など右脳系の判断に有効
   言葉で説明しようとすると、かえって能力が損なわれ、誤判断を招く
   但し、試食のプロは感想を正確に表現する語彙を学んでいるので例外
 ・情報過多が判断の邪魔をする
   慎重を期すつもりで情報を増やすほど、
   判断の正確さに対する自身だけが不釣合いなほど高くなる場合がある。 

直感力の注意点
 直感による判断過程は自覚できない
 他人にコントロールされていても気づかない

直感的思考が判断を誤るケース
 ・感覚移転
   商品のパッケージやブランドイメージと、味覚とを区別できない。
   例:ブランデーの例、コーラとペプシの市場テスト
 ・馴染みのないもの
   革新的な製品など
   本当に好きだとわかるまでには時間がかかる
 ・極度の興奮状態(心拍数175以上)
   シミュレーション訓練で、極度の興奮を抑制できる
 ・判断する時間が極端に短いとき
   正確な判断には、直感といえどもある程度の時間が必要
   経験を積むことで数秒の中で一生分の判断ができるようになる

結論
 正しく判断するには熟考と直感的思考のバランスが必要


【感想】
 語学力のテストという名目で「古い」「寂しい」「灰色」「しわだらけ」といった単語を並べておくと、無意識の世界が老化のイメージで占められ、テスト後に廊下を歩く姿は老人のような歩き方になってしまうそうです。しかし、老化の強迫観念は脳のほかの部分には伝わっていないため、自分の意識がコントロールされていることには気づかないということで、マインドコントロールのことを言っているのかなと思いました。

 直感の使い方を経験に基づいてコントロールすることで成功している例として、車のトップセールスマンが説明されています。
 お客さんが入店したときに感じる直感(外見、性別、年齢等)で、車を買う客か否かの判断をすることは不可能なので、意識的に努力して直感の判断プロセスを止め(先入観を捨て)全てのお客さんに対して平等に接する。一方で、お客さんの目的やニーズや感情の把握には直感を活用して、お客さんに満足感を与えることに成功し、トップセールスマンになったそうです。

 「感覚移転」の例によると、アルミ箔で包んだマーガリンの方が、無意識のレベルで高級感を感じるためおいしいと思ってしまう。中身が同じ2本のブランデーの場合、豪華、スモークガラス、デカンタのようなずんぐりした形、注ぎ口に銀紙、高級感のある黒っぽいラベルの容器に入っているブランデーをおいしいと感じてしまうということです。
 ダニエルピンク著の「ハイコンセプト」では、今後求められる感性として、「デザイン」「全体の調和」「共感」などが挙げられていますが、これらの感性をうまく使うことで、相手の直観に訴えることができそうです。直観による判断過程を自覚することはできないので、相手の直感に上手に訴えれば、人の行動を本人に気づかれずにコントロールできることになります。

 そこまでは行かなくても、日々の生活の中で直感とうまくつき合えたら、正確な判断を効率的にできそうなので、ちょっと魅力的です。

 変な人が書いた心が千分の一だけ軽くなる話 (斎藤一人著)にオーリングのお話がありましたが、あれは直感の影響によるものなのでしょうか。

親指シフト

親指シフトの体験レポートです。

特に参考にしたサイト
 メーカーサイト(富士通)日本語入力 Japanist 関連製品 : 富士通
 NICOLA 日本語入力コンソーシアム
 親指シフト(NICOLA)をパソコンで使おう!

1.親指シフト入力の環境整備
(1)親指シフト専用キーボードを使う方法
 『親指シフトキーボードを普及させる会』などを見ると
 いろいろなキーボードがあるように感じますが、パソコンで使えるものは2つしかないようです。
 しかも、USBで使う場合はコンパクト版のみ。
 更に、エミュレータソフトが必須。
  FKB8579-661EV USB親指シフトキーボード(コンパクト)
  FMV-KB613 親指シフトキーボード
 
 USBのフルキーボードも存在するようですが、売っている店が見つかりませんでした。
  富士通 USB親指シフトキーボード FMV-KB231

(2)一般的な106や109キーボード(英字にQWERTY配列、カナにJIS配列)を使う方法
 「親指ひゅんQ」というソフトを使って、一般的なキーボードからの入力を親指シフトによる入力に変換するため、ハードを買い足す必要がありません。但し、キーボードにはQWERTY配列の英字やJIS配列のひらがなが印刷されているので、入力される文字は、キーボードを見てもわかりません。紙に一覧表を打ち出して、初めのうちは紙を見ながら打つことになります。
  NICOLA 「親指ひゅんQ」

2.練習ソフト
 富士通が練習用ソフトを配布してます。
  日本語入力 Japanist 関連製品 : 富士通
 それ以外にもいくつかあります。
  NICOLAタイプ練習 Version4.00など

3.やってみました
 いきなり専用キーボードというのは何なので、まずは現在使用中のキーボードとエミュレータの組合せで練習しました。 

 エミュレータが正常に動作するように若干の設定が必要でしたが、問題なく動作。

 親指シフトで入力できるようになったので、ブラインドタッチを目指して練習をしました。使ったソフトは(NICOLAタイプ練習 Version4.00)。ホームポジションの指使いから練習が始まりましたが、全く新しいキー配列に戸惑いました。普段使っているローマ字入力から頭を切り換えることに一苦労、新しいキー配置を頭に入れて、手元を見ないで入力するのにまた一苦労。
 とは言いつつも、新しい技能(?)を学ぶのは久しぶりなので、新鮮な感覚で楽しいです。

 練習に取れる時間は一日に1時間が限度なので、この時間に集中して、毎日少しずつ進めました。
 キーボード配列を打ち出した紙は極力見ないようにしました。どのキーが何の文字かわからなくなった場合も、紙を見ないで、打鍵して画面に現れた文字で確認しました。しかし、なかなか指と文字の対応付けが定着しません。果たして覚えられるのか???と思いました。 
 しかし、自分でもビックリすることがありました。

 1日1時間の練習を終えた時は、覚えられたかどうか曖昧だったものが、一晩寝て、翌日同じ練習をすると、予想以上に身体に馴染んでいたのです。「どのキーだったかな?」と考えるステップを省いて、画面に出されている文字に「指が」直接反応する感覚というのでしょうか。一晩寝ることで脳内で情報が整理されたのか、意外な指の反応ぶりに自分がビックリしました。

 そして翌日の新しい文字の練習は、また頭になかなか入らない状態で1時間奮闘することになるのですが、それも次の日には身体に染みこむ。という繰り返しでした。
 そして、約1週間で、入力速度は50〜70文字/分と遅いながらも、一応ブラインドタッチをできるところまでこぎつけました。
 ひらがなを入力する際の打鍵数は、かなり減っていることを体感できました。

 さて、いよいよ、親指シフトを実践投入!!
会社のパソコンにエミュレータを入れて、仕事で使い始めました。

 ところが、ここで問題発生。

 実践では、ワード、エクセル、エディタなどいろいろなソフトを使います。入力する文字も、ひらがな、数字だけではなく、記号も使います。意識したことはありませんでしたが、記号の入力頻度も結構高いです。

問題点
1.ソフトを切り替えると、日本語入力の動作がおかしくなる。
2.[ ]¥などの記号が入力できない時がある。
  ちゃんと入力できることもあるが、¥は無反応、[ ]は数字の「6」「7」になってしまうことが多い。
3.ひらがな以外の文字を入力していると、勝手にカタカナ入力に変わってしまうことがある。
4.何かの拍子で、親指シフト入力そのものが無効化されてしまう。
  その場合、パソコンを立ち上げなおさないと戻らない。
  (親指ひゅんQの設定はNICOLA配列にチェックが入り、ATOKもカナ漢字入力のままなのに、
  なぜか入力できない状態です。)

記号の入力はATOKのユーザ辞書に登録して入力できるようになりました。
しかし、その他の小さなトラブルも頻発します。原因として思い当たるのは、
  ・セキュリティソフトの設定
  ・他のソフトとのバッティング
などですが、これらの設定を変更するアクセス権は与えられていないので、手の出しようがありません。一つひとつのトラブルは小さなものでも、頻度が高いと思考が中断されてしまうし、トラブルシューティングのために打鍵数も増えてしまいます。
 残念ながら、これでは実用になりません。

 専用キーボードを使えば、もしかしたらうまくいくのかもしれませんが、専用ソフトかエミュレータソフトが必要なことは同じなので、改善される確率は低いと判断しました。
 ブラインドタッチまでマスターしましたが、今の環境では使えないようです。

 結局、実践投入には至りませんでしたが、今までできなかったことができるようになる楽しさを久しぶりに味わいました。

4.その後
 現在はローマ字入力に戻しました。ちなみに、キーボードは前々から、
東プレ株式会社 REALFORCEシリーズの、変荷重のキーボードを使っています。

 一般的なキーボードの押下荷重は50〜60gあるため、肩や指に力を入れて打鍵していることが多いようです。変荷重のキーボードでは全体的に押下荷重が軽くなっており、その中でも小指が担当するキーの荷重は30gと特に軽くなっているので、身体への負担が小さくて済みます。
 このキーボードにしてから入力が楽になりました。肩こりにお悩みの方にはオススメです。

          

ハイコンセプト



ダニエル・ピンク著
大前研一訳


 「論理的思考やルーチンワークは、コンピュータやアジアの安価な労働力に奪われる。それは、たとえ医者や弁護士の仕事であっても例外ではない。」
という導入から始まります。
 そして、これからの流れは、
 「既成概念にとらわれずに新しい視点から物事をとらえ、新しい意味づけを与えていく」
ことだそうです。
 
これから求められるのは次の6つ。
 ・機能だけではなく、デザイン
 ・議論よりは、物語
 ・個別よりも、全体的調和
 ・論理だけではなく、共感
 ・まじめだけではなく、遊び心
 ・モノよりも、生きがい

心に残ったのは次の部分です。

今の仕事をこのままつづけていいか3つのチェックポイント
 ・他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか
 ・コンピュータなら、これをもっとうまく、早くやれるだろうか
 ・自分が提供しているものは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか

買い物をするときのチェックポイント
 ・日々の生活の中で使用に耐え、かつ楽しく使えるものを選ぶようにしよう
 ・家族や友人、そして自分の心以上に「もの」に重きを置くことは絶対にいけない

 事実というのは誰にでも瞬時にアクセスできるようになると、一つひとつの事実の価値は低くなってしまうものなのだ。それらの事実を「文脈」に取り入れ、「感情的インパクト」を相手に伝える能力が、ますます重要になってくるのだ。

 英雄の旅の物語は3つの部分に分けられる。
旅立ち、新たな世界に入る「イニシエーション」、そして帰還である。
この構成は、さまざまな物語の基盤となっている。

これから成功する可能性大の3タイプ
 ・境界を超えられる人
 ・発明できる人
 ・比喩を作れる人

 2003年に「ネイチャー」誌に掲載された重要な研究発表では、テレビゲームをするとたくさんの利点を得られることがわかった、と述べられている。
テレビゲームをすることで、周囲の状況の変化を察知する能力や、情報を同時に処理する能力が向上するのだという。

 「誕生日の感謝リスト」
 年に一度、誕生日に、あなたがありがたいと感じているものをリストアップする。リストにあげる項目は、自分の年齢と同じにすること。あなたのリストは毎年一つずつ多くなっていくことだろう。リストは保存しておいて毎年誕生日に見直してみると満足感が得られ、年を取ることに対する不安が和らぐ。


【感想】
 本を読んでいる間、「モノより思い出。」というセレナのCMが頭の中を駆巡っていました。

 自分の職業柄、感情的な面は削ぎ落として客観的に、論理的に物事を考える癖がついているため、この本が主張しているセンスとはまるで逆行しており、笑ってしまうほどです。情に訴えたり、遊び心を取り入れることは、日々の業務の中では縁遠い話です。

 「物語」のところの実例で、ワインの売り上げを上げるために、ワインのラベルに、ガンで無くなった母親に敬意を捧げるために売り上げの一部をガン研究基金に寄付する物語を印刷する例がありました。アメリカではこの作戦が功を奏したようですが、個人的には胡散臭くて受け入れられない気がします。

 翻って私生活を考えてみると、デザイン、調和、遊び心、生きがいということを求めていることは確かです。一口で言えば癒しを求めているのかもしれません。仕事ではぎりぎりと論理的に詰めることを要求されている分、一歩引いたところでは、情緒を育み、調和力を高めることを意識した方が良いかもしれません。

 優れた交響曲がいいそうです。
  ・ベートーベン   交響曲第9番
  ・モーツアルト   交響曲第35番ハフナー
  ・マーラー      交響曲第4番ト長調
  ・チャイコフスキー 祝典序曲(1812年)
  ・ハイドン      交響曲第94番ト長調 驚愕

 CDでもかけて見ようかと。う〜ん、OTTAVAでもいいのかな・・・

【勝間本と本田本】人脈編

      

人脈術についての比較です。
勝間和代さんは「効率が10倍アップする新・知的生産術」の第6章、
本田直之さんは「レバレッジ人脈術」が該当します。

共通の基本スタンスは「相手への貢献」と受け取りました。

以下、勝間本からは赤、本田本からは青で引用します。

【前段階】
 情報をgive&give&give&give&giveする
 人づき合いの基本は「コントリビューション(貢献)」
 アーリーステージに出会い、一緒に成長する


【会うためにメールを活用】
 メールの質量を高めて、つながりを広める
 発信も返事もなるべくすぐに出す。
 必要な情報に絞って、わかりやすく、簡潔に。
 相手が何をしたらいいのかわかりやすいように結びをつける


 会いたいと思ったら即メール
 相手へのコントリビューションを添えて
 短い文章
 簡潔に感情を乗せる
 会った後のフォローは手紙ではなく、相手の負担が少ないメール
 メールのやり取りは自分が返信の最後になるように。とったボールはすぐ返球。
 年賀状よりメールで近況報告したり、電話で飲む日を決めてしまったり。



【人脈の維持、発展】
 自分が人の紹介基地になる。自分がリーダーになって運営する。
 共通の興味を基軸に自分に対して集まってくる人たちを作りこむ
 ランチミーティングを上手に併用。お酒が出づらく、時間が限られていて効率的。
  自分がどのような話ができるのか、情報を提供できるのか。
  気持ちの良い静かなランチ場所の確保(予約、個室、おいしい、高価すぎない)
  「情報発信→メール活用→コミュニティ作成→ランチ」の繰り返し
  週3日、どんな人とランチするか割り振る


 ネットワーク構築までの3ステップ
  一対一で会う → 一対多で会う → 多対多で会う
 紹介したくなる人5つの条件
  紹介を頼まない人
  コントリビューションベースの関係である人
  相性が合う人
  やりたいことが明確になっている人
  マインドの温度差のない人
 「会」はカテゴリーと人数を絞る。1次会で3〜4時間確保し2次会は不要。
 ランチとディナーの時間を3ヶ月先まで予定表で確保。相手が決まったら予定表のタイトルを会う人の名前に変更。(レバレッジ時間術より)



【感想】
 人脈形成というのは、今まで特に努力してきませんでしたし、興味もなかった分野です。レバレッジシリーズで刊行されていたため、ついでというか、勢いで読んだというのが正直なところです。
 異業種交流会などは、知らない人たちが通り一遍会っただけで、果たして仕事を依頼するほど相手を信頼できる間柄になれるのだろうかと疑問に思っていました。

 やはり、人脈は地道な貢献から生まれるものですね。

 「アーリーステージに出会い、一緒に成長する」ということを、知的生産の面から考えると、何年間もブログで情報発信されている方から受ける影響は大きいし、勉強になりますが、1月の勝間さんの公演を機にブログを始めた方々は、同じ土俵に立って、いろいろと良い刺激を受けながら一緒に成長していける仲間になれたらいいなと思っています。

【勝間本と本田本】勉強編

        

勉強法についての比較です。
勝間和代さんは「無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」、
本田直之さんは「レバレッジ勉強法」を出版されています。

両著の共通事項はとても多いのですが、
最重要事項も共通しており、
 「仕組み化への投資」
 「成果を実感することで満足感を得ながら勉強する」

ことだと受け取りました。

勝間さんの本からは赤、本田さんの本からは青で引用します。

【道具】
 レッツノート+PHSの通信カード+無線LAN
 親指シフト
 Mindjet社 Mind Manager Pro
 MP3とMDプレーヤー+ヘッドホン
 フォトリーディング
 日経新聞


 最新のパソコン(SONY VAIO)
 外付けキーボード
 iPhoneにオーディオブック
 四色ボールペン ドイツ ラミー社
 シャープペン  ドイツ ハーバーカステル社
 ライティングペーパー 日本 ライフ社
 ボールペン ジェットストリーム 三菱鉛筆社


【勉強対象】
 基礎スキルアップの勉強と、教養のための勉強は違う
 勉強には3種類ある

効果のある勉強対象
 英語、IT、会計、経済、転職、資産運用
 語学、IT、金融知識

【仕組み作り】
 基礎を最初に徹底的に学ぶ
 先達から、勉強の仕方をしっかり聞く
 学ぶ対象の基本思想や基本構造を理解
 学んだことを自分の言葉でアウトプットしてみる
 勉強をわくわく楽しむ
 スケジュール帳に予定を入れる
 一つ一つの成果を実感しながら進める


 必要なものを慎重に吟味し徹底的にフォーカス。無駄な勉強はしない。
 ゼロから構築せず、先人の知恵を自分のノウハウにする
 パッシブ思考からアクティブ思考に切り替える
 アウトプットしないとインプットの価値が無い
 とにかく作ってある「時間割」どおりに「やる」
 タスクを数字にして、成果を記録し、効果を実感する


【相違点】
 財務諸表を読むのはサラリーマンの必修科目。家計簿を複式でつけてみる。
 そのためにとにかく我慢して「簿記三級入門」を買って読んでみましょう。


 金融の知識を勉強して仕事に役立てたい。家計簿をつけると勉強になる。
 しかし、簿記から始めたら確実に挫折。



【感想】
勝間さんは仕組み作りのために、道具を非常に重視していることが伺われます。
 まずは道具を揃えよう
 勉強で差別化できるのは、道具とやり方
 ITを使って効率化

自分の努力だけではなくモノに拓せる開放感と、新しいモノを購入できる大義名分という二重の意味で、そそられます。そして、学校に入学する直前のワクワク感を思い出させてくれます。

 勉強対象は、自分でいくつかテーマを持っていますが、「明日から仕事に使えることを勉強しよう」ということで、最近サチッていた本業の知識も、てこ入れが必要だと感じました。

 一方、成功する転職の3つの条件で「儲かる仕事かどうか」という条件があります。昔から仕事にしたかったことがあって、目標の一つにしていたのですが、最近の業界の様子を聞くと期待ほど儲からない仕事だということがわかりました。この方針転換に関する勉強も、大きなテーマの一つになりました。

 お二人とも英語の勉強をやたらと強調しています。英語の重要性は子供の頃から言われているので、一時期集中的に勉強してTOEICの点数は上げました。が、現状ではぜんぜん役に立ってません。少なくとも仕事で使う英語は高校の英語で十分です。そのため英語力は暫く放置状態でした。
 しかし、原典や、ナマの情報に当たる際に英語が心理的障壁とならないよう、心を入れ替えて、基礎力は維持しておかなければと感じています。

 お二人がお勧めしているオーディオブックは私も取り入れましたが、道具立てはお二人と違った選択になりました。
 もともと音楽を良い音で聴きたかったので、MP3などの圧縮音楽は論外。CD音源であるWAVファイルをそのまま持ち歩くために大容量の記憶装置が必要でした。また、WAVファイルはMP3のようにアルバム名や曲名のタグ付けができないので、フォルダで管理できることも必要です。
 そこで、80GBのiPodにROCKboxというソフトを入れて使っています。

 イヤホンの性能が上がると、圧縮音楽のアラが気になります。また、音楽よりも「人の声」の方が、日常生活で細かい差まで聞き分ける訓練を自然とされているためか、音質の劣化がわかりやすいです。
 英語のヒアリングは右脳的(音楽的)要素、特に高音部を聞き分ける能力が必要と聞いたことがあります。iTunes標準設定(128kbps)のMP3を、CDの音と聞き比べてみると、音の悪さ、特に人の声の変質に驚きますので、ヒアリング訓練の際は、圧縮率に要注意です。

【勝間本と本田本】時間編

        

 時間術についての比較です。
 勝間和代さんは「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」、
 本田直之さんは「レバレッジ時間術」を出版されています。

【概略】
 両著ともに共通して最も重要なことは、
  ・目標の設定
  ・仕組み化・生活のパターン化
と受け取りました。10個試してみて1つ残ればOKという気持ちで、とにかく行動を変えることです。

 そのための大まかな流れは次のとおりです。
 勝間本:現状把握→やらないことを決定→人に任せることを決定→自分にしかできないことに半年単位で時間を割り振る→手帳に書いて常にウオッチ
 本田本:現状把握→1ヶ月カレンダーを使って長期スケジュール→時間割で1日の時間配分→タスクリストで日々のやるべきこと

以下、勝間さんの本からは赤、本田さんの本からは青で引用します。

●心の持ち方
 受動的な時間管理ではなく、自分に必要なリソースを先に割り振る
 インプットの時間は天引きで設定

●現状把握
 時間の消費、投資、浪費、空費で算定(起きている時間ベース)
 インプット、アウトプット、生活、プライベート、不明時間で算定(24時間ベース)

●時間配分の改善
 消費50%、投資30%、浪費10%、空費10%が目標。浪費の時間を投資の時間に変えるのがコツ。
 時間割を作って生活のパターンを決める。その日に具体的にやるべきことはタスクリストで管理。

●目標設定
 目標ではなく、行動にフォーカス
 課題を設定し、俯瞰逆算して、1ヶ月めくりのA4版カレンダーでスケジュールを練る

●その他の共通するポイント、というか、全く同じ内容だった点を挙げておきます。
 早寝早起きは、まず早起きから始める。
 「早寝早起き」から「早起き早寝」へ。

 人に任せられることを決める。プロに任せる。
 「人に任せる」は究極の効率化。

 駅から遠い、築年数が古い等の理由で安い物件を、「職場近くで」探す。
 都心に住む。会社の近くに住む。


【感想】
 2冊とも、骨格部分はほとんど同じです。
 読書編のように、お互いの主張が明らかに異なる項目も見当たりません。ただ、勝間本のほうが広い観点から考察し、より具体的な対策が提示されているように感じました。ノウハウもたくさん紹介されています。

 さて、自分の平日の時間の消費、投資、浪費、空費の割合を簡単に計算したところ、従来の比率は
消費61%、投資6%、浪費27%、空費6%でした。
最近は、通勤時間の片道を音楽を聴く時間から読書の時間に変更し、帰宅後も運動やアウトプットの時間を確保するようになったので、改善後で計算すると、
消費61%、投資17%、浪費17%、空費5%でした。
 更なる消費と浪費の削減が求められていますね。

 毎日の平均的な生活パターンを思い出しながら紙と鉛筆で簡単に計算したのですが、エクセルを使って厳密に計算されているのがうぃすらーさんです。項目毎に色分けされていて見やすいです。

  アウトプット置き場 私の時間管理マトリックス

 この記事を書いていて、今の自分には時間配分の改善も必要ですが、もっと根本的な「長期目標の決定」が最重要課題と感じました。テーマは決まっているのですが、具体的に何をすればよいのかわからないテーマもあるのです。そのためにも読書です。


 本筋からはずれますが、勝間本、本田本は私が見た複数の大型書店では、どこのお店でもかたまって平積みされていました。しかし、「レバレッジ時間術」は、どこの店でも一緒に陳列されてなかったので、売り切れかと思ってしまいました。そういえば新書だったということを思い出し、新書コーナーに行ってみたら普通に置いてありました。
 この本が目当てで来店した人以外は、「レバレッジ時間術」だけ別の場所に置いてあるとは思わないでしょう。せっかくだからレバレッジシリーズの一つとして一緒に並べておいた方が便利だし、ついで買いも誘いそうなのに…

 ちなみに新書コーナーでは、「お金は銀行に預けるな」と「食い逃げされてもバイトは雇うな」が、隣合わせで大量に山積みされている店が多かったです。



【勝間本と本田本】読書編

         

 読書編についての比較です。
 勝間和代さんは読書についての単行本はありませんが、
効率が10倍アップする新・知的生産術の第2章、第3章や、
無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法の5章で触れています。
 本田直之さんは、レバレッジ・リーディングを出版されています。

 以下、勝間さんの本からは赤本田さんの本からは青で引用します。

【共通点】

●多読すること
 本は乱読でいい。量が勝負と、ひたすらインプットする。スピード最優先。 
 読めば読むほど累積効果でパーソナルキャピタルの含み資産が増える。

●少しでも身につけばOK
 本をじっくり読まない。1つの本から搾り取ろうとしない。
 全体の16%つかめばOK。

●課題を設定して能動的に読む
 「なぜこの本を読むのか。この本から何を得ようとするのか」課題を設定
 投資目的を明確に(目標や課題の明確化)

●アウトラインを掴んでから中身に入る
 勝間さんはフォトリーディングなら同じことをしているはず?
 読み始める前に毎回、作者プロフィール確認、帯、カバー表袖、前書き、後書き、目次をチェック

●読み手としての態度
 本は著者との対話
 自分の身に置き換えて読む。自分だったらどうするかシミュレーション

●読んだ本はどんどん捨てる
 保管しておくのは買った本の10分の1でいい。大事なのは頭の中に残しておくこと。
 一度読んだ本は二度読まない。メモを作ってしまえば、あとは出がらし。


【異なる点】

●他人との差別化追及か読みやすさ追求か
 2000円以上の本に眠る宝の山。ベストセラーは読みやすいが、中身が濃いとは限らない。面白い知見があったと思う本の頻度はやはりハードカバーの価格帯(2000〜3000円)又は専門書の価格帯(5000円以上)のほうが高いのです。
いい本には概ね1万円の書籍代に対して1冊巡り合えるかどうか。

 即戦力になるのは自分にとってやさしい本、読みやすい本。ビジネスに役立つのは、理論より、実践のノウハウ。「教養型の本」より「経験型の本」

●メモを残すか否か
 ラインを引くのも、読み終わったあとに気になったことをまとめるのも、時間がかかるのでやりません。(1/17のセミナーでは「メールで誰かに教えてあげる」とは仰っていた記憶があります。)
 本の折ったページを開き、線を引いた箇所をまとめてダーッと打ち込んでいく。ひらめいたアイデア、実践した結果も書く(レバレッジメモ)

●読んだ内容を身につける方法
 実際に自分の仕事に生かしてやり方を変えたり、自分の運動をはじめたり、あるいは会話の中で使ってみるなどして、日常の行動の中で、その学びを生かしていく。
 メモは常に持ち歩き、何度も読む。メモがたまったらテーマごとに分類。時間をかけすぎない、厳密にやらない。自分に合った部分だけでもカテゴリーの中から一つだけ選び出して実践に移す。重要な100より、実践できる1つ。実践の中から修正・応用して自分にフィットするものを作り出す。


【感想】

 勝間さんは「メモ」という工程さえも省いて、とにかく即実践、仕組み化。自分に合わないものは体験の中で淘汰されていくのに対して、本田さんは、一旦メモという形を経由して繰り返し頭にたたき込み、とっさの時にジワッと言葉や行動に反映されるようにする方針と感じました。
 最終的に自分の身につくこと、行動が変わることが読書の目的であることは共通していますが、自分の場合、アウトプットの第1段階目として、ある程度のメモを残すことをしておかないと、仕組み化される前に忘れてしまいそうなので、レバレッジメモ方式のほうが性に合いそうです。メモを残さず、読んだらすぐ行動に反映できるのは能力の一つかもしれません。

 本を読んでいる間、何もしないのが勝間流、ペンで線を引いたり、考えたことを書き留めたりするのが本田流ですが、私は電車の中で本を読むとき、ページの端を折るとともに、気に留まった文章の下に水平に爪でスジを付けることにしました。こうすると、手持ちのペンが無くても、手ぶらでチェックができて便利です。ページを折るだけでは、そのページの、どこの部分を重要だと思ったのか読み直さなければわかりませんが、文章の下にスジを付けておくだけで読み直しの時間が節約できます。爪で付けたスジなんて見づらいと思うかもしれませんが、後で見返したとき結構目立ちます。

 勝間さんの「印税の入らない中古を買うことは著者に対して失礼」という記載を見てドキッとしました。が、コストパフォーマンスも考え、いまのところ次のように使い分けています。
 ベストセラーは新品を買う。古本屋やオークションでベストセラー本を買おうとすると意外と安くない。送料、振込代を考えると差額は300円にも満たないことが多い。差額分は著者への感謝という気持ちを込めて新品を買っています。
 専門書は図書館で借りることが多いです。身銭を切らないと身につかないと言いますが、図書館で借りると期限が切られるので、かえって必要な部分だけ義務的に読み終えることができます。また、予想に反して興味をひかれない本だった場合は、ためらいなく読むことをやめて、次の本へ進めます。
 古本屋は自分が求めている本がなかなか見つからないことが多いので、たまたま気に入った本があれば、それは何かの縁と思って、著者には申し訳ないかもしれませんが購入しています。

【勝間本と本田本】一覧

 勝間和代さんの著書(勝間本)と、本田直之さんの著書(本田本?)は、タイトルでダブっているものが多く、本屋ではすぐ近くに配列されており、そしてどちらもベストセラーになっているので、とても気になる存在でした。
 これまで、多読というほど多くの本は読んできませんでしたが、最近読みたい本が増えてきたので、まずは知的生産の基礎固めと、読書の結果を自分の血となり肉とするための仕組みづくりをしておきたいと思いました。
 そこで、「あるテーマについて知りたいと思ったら、そのジャンルの本を、手に入る限り全部、徹底的に読むことです」(レバレッジリーディング 本田直之)ということもあり、勝間本と本田本を比較しつつ整理しました。

   まず、勝間本と本田本の対応関係ですが、概ね次のようになるかと思います。


  勝間和代 本田直之 関連ページ
読書法 効率が10倍アップする新・知的生産術  
第2章と第3章のそれぞれ一部分
無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
レバレッジ・リーディング 【勝間本と本田本】読書編
時間術 無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法
無理なく続けられる年収10倍アップ手帳2008
ワーク・ライフ・バランス手帳2008
レバレッジ時間術 【勝間本と本田本】時間編
勉強法 無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法 レバレッジ勉強法 【勝間本と本田本】勉強編
人脈術 効率が10倍アップする新・知的生産術  
第6章
レバレッジ人脈術
【勝間本と本田本】人脈編
総括 効率が10倍アップする新・知的生産術 レバレッジ・シンキング  
ブランド化 会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール
インディでいこう!
パーソナルブランディング  
金融